【緋彩の瞳】 2014年04月

緋彩の瞳

2014年04月の更新履歴

2014年03月2014年05月

美奈子×レイ小説[実写・前世では恋人]] きづいてよ ②

 概要: 亜美ちゃんの絶句の後、レイが絶叫した。まことは雑誌を閉じてその携帯電話を強引に覗きこんだ。愛野美奈子が超セクシーな水着姿でピースしてる。さすがアイドル。だがしかし、画像には“レイへ”って入れられているのを、まことは見逃さなかった。「な、な、なっ、何よ!何なのよこれ?!」レイの動揺は凄かった。真っ赤な顔で怒りの頂点。ワナワナと拳を震わせている。「いや、なんか、凄すぎ……。レイ、メールになんて書いてあるの...

火野レイのお題] 火野レイのお題

 概要: 火野レイのお題01. 揺れる炎 02. 箱入り娘 03. ツンデレ04. 好き嫌い05. 意味がない 06. レッドピンヒール 07. TA女学院の女王 08. カサブランカ 09. 紅玉 10. 忘却 小説を書かれている方、絵を書かれている方で、ご自身のサイトでご使用になりたい方はご自由にお持ち帰りください。順番等いじっていただいても構いません。こっそり、教えていただければ、嬉々として訪問させていただきます。...

火野レイのお題] 意味がない

 概要: キスしていい?肩に置かれた両の手の温もりは、制服の上からでも伝わってくる。美奈の亜麻色の髪が視界の端に入った時にはもう、影が覆い尽くし、目を閉じれば冷えた唇が重なり合う。さっきの美奈の問いかけに言葉で答えなくても、美奈は唇を求めてくるし、レイはそれを拒んだりしない。否、むしろ待ちわびている。キスを懇願することなど自分からはできないのだから、美奈からしてもらわなければ、レイがしたいと思ってもできない...

美奈子×レイ小説[実写・前世では恋人]] きづいてよ ①

 概要: ...

美奈子×レイ小説] 瞳を閉じたらキスが降る END

 概要: 目を閉じてウトウトしていると、襖が開いてレイちゃんが入って来た。目を閉じたまま、寝た振りを決め込んだ。ちょっと眠たくなってきているし、簡単に追い出されたくはない。無視されて隣で寝られたら、その時に甘えた声ですりよったらいいや。それで、おめでとうって言ってプレゼントを渡そう。「……美奈…ちょっと」レイちゃんは控え目な声で美奈子を呼ぶ。目を閉じたまま寝息っぽく呼吸を繰り返した。布団がはがされたから殴られ...

美奈子×レイ小説] 瞳を閉じたらキスが降る

 概要: 「じゃぁね」「ばいばーい」高校生になってから、ここにみんなで集まったのも久しぶりかもしれない。ちょっと前まで受験勉強をするために、歯ブラシまで持参して泊まり込みで追いこんでいた。もちろん、美奈子だけじゃない。仲間みんなの歯ブラシも髪ゴムも、着替えのシャツだって。「……って、美奈はまだ居残りなの?」「うん」「遅いんだから、帰りなさいよ」「……いいじゃん。今日、泊めてよ」「なぁに、親とけんかでもしたの?」...

火野レイのお題] 紅玉 あなたを守る意志 END

 概要: 風は髪が舞って視界を妨げるほど強く吹き始めた。ヴィーナスを風除け代りに前に立たせて体を斜めにしているマーズは、足元しか見えない自分に腹だたさを覚える。「ねぇ、ヴィナ!さっきは追い風だったのにどうして急に流れが変わったの?」「どこかで誰かが扉を開けるとそこから新しい風が巻き起こるのよ。一時的なことなんだけど」それにしてもこれで2度目だ。あちこちから風が吹くのなら、どこへ飛ばされたのかなどどう見当をつ...

火野レイのお題] 紅玉 あなたを守る意志 ①

 概要: 「マーズ、遊ぼう!」「ヤ」即効で答えるマーズは鼻でふふんと笑いつんととそっぽを向く。ヴィーナスは頬を膨らませて地団駄踏んだ。「ケチ!マーズのケチ!」「お勉強の時間でしょ?昨日だって、ヴィナはジュピターとサボって怒られたじゃない」もうすぐお生まれになるプリンセスの守護神として迎えられた四守護神たちはまだまだ幼くて、小さくて、守るというよりも月の王国のクイーンや兵士たちに守られていると言っていいほどだ...

火野レイのお題] TA女学院の女王 嫉妬に溶けたチョコレート END

 概要: 「はい、これ」学校帰りにみちるに呼び出されていたレイが、約束よりも5分早く到着した。みちるは、さらにそれより5分早く待ち合わせ場所に来ていた。パーラーには、恋をする女の子たちが一大イベントの結果発表をあちらこちらで行っている。桃色は甘い味だわ、と心の中で呟いた。みちるはコーヒーにも紅茶にも砂糖は入れない主義だ。「やめてよ、もうこれ以上いらないわよ」目の前に現れたレイの両腕には、ピンクの大きい紙袋がい...

火野レイのお題] TA女学院の女王 嫉妬に溶けたチョコレート ①

 概要: 確実に夕闇が始まる時間は遅くなってきている。年度が変わる頃は、5時半になればもう、校舎の窓からもれる明かりを頼りにしなければ足元が不安だったのに。「葉月、待った?」安らぎとぬくもりは、相変わらずもう我慢できないと思うと絶妙なタイミングでやってくる。「あなたねぇ、時間どおりに来てくれとは言わないけれど、せめて5分遅刻で収めてくれないかしら?」この台詞はもう、初等部から数えるのさえうんざりするほど交わ...

火野レイのお題] レッド ピンヒール

 概要: 「いいだろ?」はるかは笑った。なんと言うのだろう、この笑顔。大好きなお菓子を与えられた子供にしては大人びているが、しかし、大人らしい笑顔でもない。心の中の何を満たした笑みなのだろうか。「気持ち悪いんだけど。だいたい、何でヒールなの?」梅雨ど真ん中。鬱陶しい季節。あえて言うなら、靴を買いに行くのならこれからのサンダルを選ぶにはストライクな時期だ。どこのお店だって、店頭には最新流行モデルのサンダルを並...

火野レイのお題] 好き嫌い

 概要: この指先が求めているなんて嫌。触れたがっているのは私の感情ではなく、この手であって。ぬくもりを感じたいと願っているのは、冷えたこの手なのよってとにかく言い聞かせる。誰に?誰のために?どうして?「さ、行きますか」とても自然に差し出すその手を、「何よ、それ」「ん?」当たり前のようにただ、握りしめるだけでいいのに。「だから・いったい・何なのよ・その手」「やだぁ、説明しなきゃならないわけ?」照れることすら...

火野レイのお題] ツンデレ While you were sleeping END

 概要: あっというまにチョコレートパフェを完食した美奈子は、レイちゃんと3時に会う約束をオーバーしていることに気が付いて、優雅にコーヒーを飲んでいるみちるさんに向けて手をあげて質問をした。「みちるさん、何か隠してない?いきなりパフェおごってくれるなんてさ」「隠す?さぁ、どうかしら?もし何か隠しているのなら、それはあなたにとってもプラスになることよ。現にいま、その対価としてパフェを食べているでしょ?」「……う...

火野レイのお題] ツンデレ While you were sleeping ②

 概要: 『みちる様』みちるは呼ばれた方へ目を向けた。そこは小さな光だけが存在していて、たぶん今はみちる以外にそれが何なのかわかる人間は周りにいない。「フォボス。…何かあって?」ガーディアンの姿になった烏は、みちるの肩の近くに降りてくる。神社に足を踏み入れて、裏の母屋にはまだあと50メートル以上あると言うのに。レイはいないとでも言うのかしら。『レイ様、今、おやすみ中です』「そう。まったく、こんな時間に……。起こ...

火野レイのお題] ツンデレ While you were sleeping ①

 概要: 「レイちゃん、いる~?」襖の向こうから聞こえてきたのはルナの声。うさぎの気配がないということは、つまりは1人で遊びにきたらしい。「ルナ。どうしたの?」猫が通れるだけ開けると、予想通りの黒い小さな塊の四足。「あ、いたいた。うさぎちゃんは衛さんと遊びに行っちゃったから。たまにはゆっくりのんびりできるでしょ?」保護者もたまには息抜きが必要よ、なんて。うさぎという問題児は今日衛さんが面倒を見ているから、束...

火野レイのお題] 揺れる炎

 概要: 「ねぇ、みちる」風呂上りの水気を帯びたウェーブの髪の間を泳ぐレイの指。ゆるいカーブのたびにそって踊る指。「何?」二人は互いの足を挟み合い向かいあっているというのに、視線を絡めることはなかった。「たとえば私が敵の手に落ちたとしたら」声は単調で、ただ書いてある台詞を読むように。だからその唐突な例え話をとがめたりしない。「したら?」「殺してね。その手で。思い切り。」「あら、無茶なお願いね。あなたの方が強...

みちる×レイ小説] In the dark END

 概要: ...

みちる×レイ小説] In the dark

 概要: ...

その他・小説] ひとりでできるもん END

 概要: 「セーラーV参上!」仕事から帰ると、得体の知れない人形が音を立てて襲ってきた。いつも通りレイが抱きついてくると思って玄関先でしゃがんで待っていたから、そのまま腰を抜かすように後ろに倒れてしまう。「やっつけた~!」「…な、……何っ?!」「セーラーV!」きゃっきゃと喜ぶ声はレイだ。レイが着ぐるみを着ているのかと思ったが、本人が抱きかかえていたらしい。「おねぇ、お帰り。大丈夫?」「……美奈子、一体何なの?」腕...

その他・小説] ひとりでできるもん

 概要: 「2人とも、いい加減に目を覚ましなさい!レイ、どうしてこっちのベッドにいるの?!」朝食の用意をするのは、みちると美奈子の曜日別当番制になっている。とはいっても、美奈子は土日を担当していて、学校に行く日は基本的にみちるが朝食を作り、2人のお弁当まで入れてやっている。嫌だとか、面倒くさいとかそういう感情はない。これはみちるがやりたくてやっていることだから。「…………った~~。もぅ、レイ!重い!」やかましいほ...

美奈子×レイ小説[実写・前世では恋人]] 愛していると一言

 概要: このオルゴールを聴けば、大好きな人を忘れる。手に入れたそれで、プリンセスであるうさぎがエンディミオンのことを忘れてしまえばいいと、心から思った。彼女とエンディミオンがもたらす世界の破滅をそうすることで回避できるに違いないと。でも。「マーズ…」いまだに前世を思い出すどころか、戦うことさえ躊躇っている彼女。プリンセスを守り、この星を救うという使命を全うしようと思う心に、躊躇いの石を投げかけるその存在は...

火野レイのお題] 箱入り娘 おまけ

 概要: おまけレイを間にはさんだ二人は、向かい合いながらそれぞれレイの寝顔を眺めていた。「朝ね、はるかさんに会ったのよ」思い出したように、美奈子が呟いた。「そうなの?」「うん。朝までみちるを引きとめたのは自分だからごめん、って謝ってた」「……そう」「最初はね、何のことだかよくわからなかったから、あいまいに返事をして別れたんだけどさ。おねぇが仕事って嘘吐いてはるかさんのところにいたんだってわかって……。レイの前...

火野レイのお題] 箱入り娘 ②

 概要: 「妹たちが変?」「えぇ……。何かしらね、最近よそよそしいのよ」「時間帯が合わないだけじゃないのか?」久しぶりにはるかと会えた。彼女とはかれこれ付き合って3年になる。みちるがどれだけ妹たちを溺愛しているか、よく理解してくれて、みちるの弱さも知っている心優しい人。みちるはレイたちの保護者のような立場だけれど、みちるだって10代で親を亡くして妹たちを守らなければならないことに、何の迷いもないわけでもない。辛...

火野レイのお題] 箱入り娘 ①

 概要: 美奈子はベッドの上で腕を組んで、正座をしていた。にらみつける相手は財布から取り出された5枚の1,000円札と550円。無駄と分かっていてもポイントカードの類もすべて取り出して財布は買ったときと同じ空っぽになっている。「美奈ちゃん、遊ぼうっ!」「……だぁ!!!!!!!!」勢いよく部屋に入ってきた妹は、スピードを緩めることなくベッドに飛び乗り、見事しびれる足の裏を踏みつけて、背中に抱きついてきた。普段慣れない正...

ポイ捨て小説] Believe(R18) End

 概要: 「……レイ……」携帯電話を何度鳴らしても、レイは出てくれない。きっと待っていてくれて、待ちくたびれてしびれを切らして帰ってしまったのだろう。広いリビングの冷たいフローリングに膝から倒れるようにしゃがみ込んだ。両手に抱えたプレゼントやヴァイオリンが腕から落ちてしまっても、動けない。携帯電話も手からこぼれ落ちた。ドクドクと心臓が震える音が耳に響いて、何かしないとって思うのに、何もできない。神社に行かなきゃ...

ポイ捨て小説] Believe ⑦

 概要: 卒業式は、ほとんどの先輩はそのまま大学に持ち上がりなので、特に感動とか感慨深いという想いを抱くこともなく、粛々と行われた。全員での聖歌合唱も、先輩の歌がソロで聞こえてくると言うわけでもなく、学院長の挨拶、生徒の送辞、答辞、予定通りに終わる。思った以上に早く式も終わり、レイはまこちゃんとの待ち合わせまでの空き時間を潰そうと、毎日ミサの行われている講堂に入ることにした。古くて、寒々しくて、めったに寄り...

ポイ捨て小説] Believe ⑥

 概要: 目の前の舞台に集中することしか、できることがなかった。レイのことを考えるという思考を停止させなければ、多くの人の協力と観客を失望させるわけにはいかない。レイから連絡が来るかもしれないという期待を自分に持たせないように、携帯電話もあれからずっと切ったままでいる。誰のための演奏で、何のために舞台に立っているのか。ヴァイオリニストは物心ついたころからの夢だった。それが今現実になり、身体中から溢れだす喜び...

ポイ捨て小説] Believe ⑤

 概要: 聖歌隊に入ったら、なんて誘われてそれだけは無理ですと必死になって断る。歌なんて学校の音楽の授業以外では口ずさむことさえしない、レイはもっぱら耳だけしか使わないのだ。乾いた笑い声でごまかしていると、視界の端に柔らかな弧を描いた長い髪が入って来た。「………みちるさん?」みちるさんの背中だった。見間違うものでもない、その背中はレイの愛している全てなのだから。「みちるさん?」レイは聞こえなかったのかと、少し...

ポイ捨て小説] Believe ④

 概要: 日曜日の朝、訪れた麻布教会は半分が外国人だった。今更気にも留めないくらい、この町は外国人が溢れているけれど、TAの教会に慣れているから、少し不思議な光景だった。制服じゃない先輩ののびやかな歌声は、みちるさんのいない朝だというのに、清らかな想いで肺を満たしてくれるような気がした。神父の言葉も今日はすんなりと聞けたし、素直に楽しいと思える時間だった。先輩の歌が耳に残っている。ちらほらとTAの生徒の姿も見え...

ポイ捨て小説] Believe ③

 概要: 「レイ、何かいいことでもあった?」「は?……なんで?」「いや、なんとなく。みちるとデートの約束でもあるのか?」「地方に行ってるのに、デートなんていつするのよ」みちるさんは明日帰ってくるけど、何時に帰ってきて、そのあと会えるのかどうか、とりあえず不透明。もしかしたらまた、夜遅くに来てくれるかもしれない。それは単純に嬉しい気持ちはある。コンサートはただでさえ疲れるのに、地方へ行くということはもっと負担も...

ポイ捨て小説] Believe ②

 概要: 「顔色悪いけれど、どうしたの?」「……亜美ちゃん。みんなは?」「みんな、クラスが違うから。ホームルームが長引いているみたい」「そう」亜美ちゃんは挨拶を抜いて、レイの体調を気にする声をかけてきた。うつむいていたのに、よっぽどなのかもしれない。「体調悪いの?」「うーん、そんな自覚はないわ」別に悪いとは思っていない。憂鬱だなって思っているくらい。みちるさんと付き合うようになったことは、全員に伝えている。今...

ポイ捨て小説] Believe ( R18 ) ①

 概要: 「………まさか」カチカチと秒針が広いリビングに響いている。短い針は2を指していたが、外は暗闇に包まれている。3月に入ったばかりだというのに、雪がちらつく寒さだった。明日も、いや、今日も2月上旬の寒さが戻ってくるらしい。スタッフからもらった花束を抱えて帰って来たみちるは、部屋の明かりを付け、見慣れた自分の部屋に違和感を覚え、立ち尽くしていた。アンティークのダイニングテーブルの真ん中には真っ白なカサブランカ...

みちる&レイ小説[幼馴染]] 人魚殺人未遂事件 End

 概要: 「子供泣かせるなんてね~。よっぽど変身して子供を助けようかと思っちゃったわ」レイちゃんの放った殺意を察した美奈子は、慌てて外に出た。そこにはみちるさんと“あの”子供たちがいて、ちょっと離れたところにレイちゃんがいた。弓矢を構えている姿からは言いようもない殺意が見えていて、簡単に割って入ることは許されないと悟った。レイちゃんが子供の持っている鋏を目がけて矢を放つ。空にはフォボスとディモスがいて、美奈子...
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