【緋彩の瞳】 2014年10月

緋彩の瞳

2014年10月の更新履歴

2014年09月2014年11月

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 概要: 

美奈子×レイ小説] 恋は戦い! END

 概要: 「レイちゃん」「なぁに、まこちゃん」「そのさ・・・一緒に海に行かない?」「海?」掃除当番の亜美、居残りのうさぎを置いて、まことはダッシュでクラウンへ向かうと、先に来ていたレイの腕を掴んでそっと耳打ちをした。「うん。知り合いがさ、ホテルで働いていて。夏休みに遊びにおいでって。もう来週から休みに入るだろ?どうかな?」「そう。別に構わないわ。美奈に言っておくから」「あ、いや・・・」“二人だけで”という言葉...

美奈子×レイ小説] 恋は戦い! ①

 概要: 「まだ、見せてくれたことがないと思わない?」「何が?」主語のない会話に、まことは首をかしげた。「レイちゃんの、本当の笑顔・・・とか」「とか?何それ?」「ほら、笑顔意外にも、本気で怒ったりやきもち焼いたり」「あぁ、感情っていう意味?」「えぇ、そういうもの」クラウンのゲーム機が騒がしい中、そんなに真剣に話す話題だろうか。まことは腕を組んで、亜美の顔を覗きこんだ。「亜美ちゃん、レイちゃんのこと好きだろ?...

ポイ捨て小説] 君の知らない物語 END

 概要: 満月の夜、純平はスズに贈る指輪にまじないをかけた。愛しい妻が自分を裏切りませんように。いつか愛し愛される関係になれますように。今は、愛というものの本質がわからなくても仕方がない。まだ若いスズも、やがて愛とはどういうものなのか、気がつく時が来るだろう。多くを望んだりしない。毎日のように逢瀬を繰り返している呉服屋の息子とも、結婚をしてしまえば簡単には会えないだろうし、彼もいずれは誰かと結婚をしてしまう...

ポイ捨て小説] 君の知らない物語 ③

 概要: 「純平さん、お帰りなさい」繰り返される逢瀬。明日、スズは結婚式をあげて純平さんの妻になる。純平さんのお家に訪問するのは今日で終わり。明日からここに住むのだ。お母様は結婚式の夜は必ず純平さんと一緒に寝るようにと言っていた。その言葉の意味することはわかっていたけれど、正彦さんと永遠に結ばれない想いが苦しくて苦しくて、そのことだけがスズの身体中に痛みさえ覚えるほどだった。どんなことがあっても、正彦さんと...

ポイ捨て小説] 君の知らない物語 ②

 概要: 「とりあえず、濡れているのはよくないよ」「ありがとうございます、正彦さん」雫に濡れないように、彼はスズの肩を抱き寄せてくれた。傘を伝い滴る雫が肩に落ちようとも、それを気にすることもなく、見上げた横顔は凛々しいと思えた。純平さんはこんな風に、スズに優しくしてくれるだろうか。きっと、お手伝いさんの人に傘を持ってきてもらうだろう。「少し待っていて」玄関先に置かれた火鉢で身体を温めていると、正彦さんは温か...

ポイ捨て小説] 君の知らない物語 ①

 概要: 「スズ」スズには許嫁がいる。結婚というものがどれほど重たいものなのか、スズはよく知らないまま育った。小さいころからあらゆるお稽古事をこなし、淑女らしく、清楚に、そして良き妻になるようにと、とても厳しくしつけられ、そしてそれがごく当たり前のことだと思っていた。両親がとてもお喜びになる、御立派な方の元へ嫁ぐということは、スズにとって両親への孝行であると信じていた。「純平さん、ごきげんよう」10歳も年の離...

美奈子×レイ小説] Mammy END

 概要: 「レイちゃん、迷わなかった?」「えぇ。住所聞いていたし、美奈から地図をもらっていたから」いつも神社に遊びに行く美奈子は、たまには来てとレイを誘った。夏のまことの抜け駆けホテル事件で、みんなでレイ争奪戦から見事勝利を収めた美奈子は、あれから凄く親しくしている。だからといって、まだそれ以上のことはないのだ。初めて訪れてくれたレイに、美奈子はまず、自分の部屋へと案内した。「狭いんだ。エアコンも古いやつだ...

美奈子×レイ小説] Mammy ①

 概要: バカ娘にお友達が出来たようだった。どうやらとても仲がいいらしく、アイドルの追っかけばかりしていたはずなのに、それすらも忘れるほどに、バカ娘はそのお友達に夢中なようだ。「美奈子?」「ん?」「何してるの?」「そーじ」2階からドスン!バタン!と凄まじい音が聞こえてきたかと思えば、バカ娘は世にも奇妙な光景を見せ付けてくれた。「掃除?あなたが?!」母は嬉しい。ただし、これは夢に違いない。「そう。レイちゃんが...

美奈子×レイ小説] 指を絡めて END

 概要: 「御馳走になりましたっ」「………私は一口ももらってないのに」うさぎにズルイと言われながら、美奈の分の代金を纏めて払ったレイは、先にクラウンから出て神社へと向かった。「レイちゃん、待ってよ~。みんな、ばいば~い。また明日ね」信号が変わるギリギリを追いかけて来た美奈は、当然のようにレイの横に並ぶ。レイと歩幅を揃えて歩きながら、鼻歌なんて歌って。「……何か用?」「は?」「美奈の家はあっちじゃないの?」「ん?...

美奈子×レイ小説] 指を絡めて ①

 概要: 「純~~!」十番高校の制服の女の子が、パティオの前に走ってやってきた。さっきまでレイをじろじろ見ていた元麻布高の男の子が、その子の声の方へと視線を逃がす。「遅いぞ、こら」ナンパでもしてくるように見られていた視線から、ようやく解放された。レイは10分以上前から待っているが、レイより後に来た彼の方に待ち人が現れるなんて。いつものことだけど。「ごめん、学校出るのが遅れちゃったの。コーヒーおごるから許して」...
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