【緋彩の瞳】 2015年05月

緋彩の瞳

2015年05月の更新履歴

2015年04月2015年06月

美奈子×レイ小説] 私の恋人 END

 概要: 「ごめんね、悪いんだけど。この後の予定は決まっているの。それに、こうしてここまで送ったのだから、もう私はあなたのために費やす時間はないのよ」きっぱりと言い放ったレイちゃんは、笑っているでもなく怒っているでもない。淡々としている。緋彩ちゃんは美奈子へと視線を変えた。「………は、はは」何で作り笑顔を見せているのって、自分に突っ込みたい。「今日のようなことがないために、もっと用心すること。それと、私はあな...

美奈子×レイ小説] 私の恋人 ②

 概要: 「……触ったわね?」それは冷たい焔の揺らぎだった。一瞬でレイちゃんを包むオーラが周りを冷やして、光のような速さで、そのレイちゃんの手に触れた男の腹に高級牛皮のローファーがめり込んだのだ。美奈子が殴ってやろうと腕を上げるタイミングさえなかった。「…………あれじゃ、5分は起き上がれないね」「急所、ちゃんと外しているとは思うけれど」まこちゃんと亜美ちゃんは、蹴られた野郎を憐れんでいる。「何したんだよ?!」「お...

美奈子×レイ小説] 私の恋人 ①

 概要: 恋人同じ歩幅で歩いて手を繋いでデートして横顔をチラチラ見てドキドキしてそういうのが幸せで楽しくてそれって理想っていうもので現実はそうはいかないらしい「……あのさ」「ん?」鞄を持っている左手。もちろん右手はちゃんと空いている。美奈子はその隣に並んで歩いていて、そっとそっと握るチャンスをうかがいながらも、手を意識しすぎて追い越してしまわないように、あるいは遅れないようにって必死だ。「………いや、別に」「何...

その他・小説] チャレンジ140 まとめ⑫

 概要: 視界を奪われた近づいてくるオーラが誰なのかを隠しきれていない「レイ?」視界を奪っているものはタオルかなにか「んっ……」両手首を掴まれる荒っぽい唇の感触珍しい誘い方でも、レイらしい愛欲を流し込んでくるその唇声に出さない感情をすべて飲み干したいと希うの…アイシテ互いの吐息の音で感じレイの冷たい手がみちるの乳房を這うのを感じ緊張でこわばっている背中をなぞり舌を絡ませて吸い上げる「……ん」素肌をなぞる指先に込...

その他・小説] チャレンジ140 まとめ⑪

 概要: 「ふんふんふーん♪」「ちょっと、美奈」「ん?」「何してんの?」「これが美味しくなる仕上げの魔法」「オムライスにケチャップで私の名前書かないでよ」 「美味しいんだよ?」「やめて」「美味しいのに、甘酸っぱくてさぁ」オムライスにバカ美奈と書いて塗りつぶしてみせた「レイ」「ん?何、みちる」「美奈子がものすごく嫌らしい目であなたを見てるわよ」ソフトクリームを奢ってあげると言われて、3人で食べていた。「ちょ、みちるさん。何余計な...

みちる×レイ小説] 唇が綴る愛を

 概要: ウトウトしていた。日曜日のお昼を過ぎた頃。手料理でレイをもてなして、お茶を飲んで。夕方前から雨が降るかもしれないから、のんびり部屋で過ごしましょうと言って、ソファーに腰を下ろした。控えめにCDをかけながら、レイの隣に座ってのんびり画集を見る贅沢な時間。そう思っていたから、ウトウトしてもそれが心地よかった。気が緩んでいられることは、それはそれで幸せなこと。画集を閉じてテーブルに置いた。「……ん?」レイは...

LINK] 素敵サイト様への旅

 概要: マイ・フェイバリット・ラブリー・サイト様リンクフリーというお言葉に甘えさせていただきます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ウミカゼ 管理人:りあり様 STUDIO CONOPUS Satellite 管理人:水月麻里央様 KUROTSUKI KYODAI MAJITAGIRU!! 管理人:じじ山様 今日のひるめ(し) 管理人:ひるめ様 The Earth ~この大地を踏みしめて~ 管理人:キッド様Hiding Planet 管理人:巫笛様Planetalium 管理人:テツ様プラマイ...

その他・小説] 「パフェ、食べよう」 END

 概要: 「亜美」「……みちるさん?」昨日と今日、まこちゃんを何となく避けてしまっている。1人で先に学校を出ると、門の傍に珍しい人がいた。「ごきげんよう」「こんにちは。どうしたんですか?こんなところで」誰かと待ち合わせかしらって思っても、学校の校門前に立っているみちるさんが、TA女学院に通うレイちゃんを待っているはずもなく、それ以外の仲間の誰かに用があるのはわかる。「あなたを待っていたのよ。仕事があるから、歩き...

その他・小説] 「パフェ、食べよう」 ②

 概要: あぁ、もう、何て言うかわかりやすく機嫌が悪いオーラ「あぁ、えっと後輩の美紀ちゃん。引っ越してくる前の中学の後輩でさ、麻布に引っ越してきて私と同じような境遇で、その、頼られているっていうか」何か嬉しそうなまこちゃんは、まだよくわかっていないのかもしれない。「そう。それで薔薇を見に行こうっていう約束をしていた土曜日は、あの子とデートをするの?」まこちゃんと女の子が話す声は結構良く聞こえてきていた。お店...

その他・小説] 「パフェ、食べよう」 ①

 概要: 「木野先輩!」振り向かないでも後輩のフルネームが頭の中にすぐに浮かんだ。「やっほ、美紀ちゃん」「先輩、もう帰るんですか?」「そうだよ~」中学の制服は、1年くらい前までまことだって着ていたけれど、やっぱり子供っぽくみえる。1人で待ち合わせ場所へ向かって歩いていると、偶然なのかそれとも待っていたのか、引っ越す前の中学の時から知っている後輩が声をかけてきた。彼女もまた、まことと同じ十番中学に転入してきた境...

美奈子×レイ小説] いつかの空は

 概要: 「マーズ」「………ん、なぁに?」「探したわよ。こんなところで何をしているの?」「こんなところって、ここは私の部屋のバルコニーよ。自分の部屋にいただけじゃない?」「そうだけど」部屋に行っても気配がないから。違う場所にいるのではないかと、あちこちウロウロしたのだ。どこにもいなくて、取りあえず部屋で待っていようって思って、一服するために出たバルコニーにヴィーナスの探し人がいるなんて。「何となくね、空を見上...

その他・小説] チャレンジ140 まとめ⑩

 概要: 「レイちゃんレイちゃん、見て!」「……で?」「谷間だぞ~」「”一生懸命作った残念な谷間”っていうのよ、それ」「何よ、何よ!私にエロスを感じないわけ?」「1mmも感じない」「愛と美貌の!愛野美奈子よ!」「……うるさい。そんなのどうでもいいわよ」「レイちゃん、腕組んでよ」「あんたとなんて嫌よ」「じゃなくて、自分でこう胸の前でクロスして」「なんで?」「かっこいいから」「………で?前にかがんで見せて、とか言うんでしょ...

その他・小説] チャレンジ140 まとめ⑨

 概要: 「何なの?」満面の笑みで近づいてくるから、警戒していたけれどいきなり左手を取って、薬指をその口の中に入れてしまった「ちょっと、美奈」舌の感触だったのに、歯が押し当てられて痛みを与えられる「美奈」解放された指にくっきりと赤い歯型「なにすんのよ」「好きって刻んだだけ」「ん、痛」「亜美ちゃんどうしたの?」「目に何か…」壁にもたれていた亜美ちゃんが痛そうに眼をこする「大丈夫?」近づいてそっと顔を覗き込んで...

その他・小説] チャレンジ140 まとめ⑧

 概要: 光の剣が心を刺した決して掴んで抜けず突き刺したままその閃光焼かれてゆく焼き恋焦がれてゆく痛いと感じたのはきっと何の準備もなくその閃光に照らされたから「レイちゃん?」「……何?」「どうしたの?」「別に、何でもない」いつまでも痛いいつまでも、その閃光に馴れない「バブルが来たら、レイちゃんを高級レストランに連れて行ってあげる」 「あんた、バブルって弾けたからそう呼ばれたのよ?それにもれなく物価も上がるけど...

美奈子×レイ小説] ただ、笑顔をみたいから END

 概要: 「えっと、駅はこっちだったかな」強引に人の流れに逆らって、道を進む美奈の背中にしがみつくように歩いて、さっき食べたパンケーキが出てきそうだわ、って思った。帰りの電車は人が少なければいいって思いながらも、そうはいかないものだっていうことは想像できる。最初に乗ろうとした電車は見送った方がいいのにって言いたくなるのを満員の中を、強引に乗った。吐き気が食道まで迫ってきているような気がしてしかたなくて。「大...

美奈子×レイ小説] ただ、笑顔をみたいから ①

 概要: 日曜日空いている?って、電話が入った。顔を見ていないけれど、美奈の声がイキイキしている。空いてるって言ったら、待ち合わせ場所と時間を一方的に言われて、すぐに切られた。何か、どこか面白い場所でも見つけたみたい。「……どこ行くつもりなの?」「美味しいパンケーキのお店がオープンしたの!それでさ、オープン記念の限定ってやつが、すっごく美味しいってテレビでやってて。一緒に食べたいって思って」待ち合わせ場所が駅...

美奈子×レイ小説] She said to her "I love you" R18

 概要: 「大丈夫?」「……平気よ」ここ3日連続で、深夜に現れる敵。家を飛び出しては、朝の光を背負いながら眠い瞼をこすりつつ、けだるい身体を引きずって学校に向かう。元気に出席の返事をした後は、教科書を立てて寝息も立てる。時々蹴られる椅子に驚きつつも、少しでも睡眠時間を確保したくて。昼休みも15分でお弁当を食べたらすぐに寝る。数学の授業はほとんど熟睡。うさぎからは寝言が漏れているし、まこちゃんもまっすぐ背筋を伸ば...

その他・小説] ずっと、笑ってて END

 概要: 「引退してしばらく、これ着てなかったからな。何となく、キツイわ」「美奈P、ウエストギリギリに見えるよ?」「うさぎちゃんだって、脇腹の贅肉やばいんじゃない?」レイに刃物を向けるだなんて。殺したくなるのを我慢して、ボコボコにぶん殴って蹴ってズタボロにしたあと、若木刑事に差し出した。何か、嫌な気配がしてすぐに学校を抜け出したけれど、レイがセーラーVって叫ぶものだから、思わず変身してしまったのだ。生身の美奈...

その他・小説] ずっと、笑ってて ④

 概要: お弁当を持って、公園に来ている。今日は天気がいいからみんな外でお弁当を食べましょう、っていうことらしい。レイは亜美ちゃんと手を繋いで、人のいない木陰に座った。いつも一緒に食べなきゃいけない人たちがいないから、安心できる。「亜美ちゃん、サンドウィッチなの?」「うん、大好きなの。レイちゃんはみちるお姉さんのお弁当でしょ?」「うん!」ちーちゃんの握ってくれたおにぎりと、亜美ちゃんのサンドウィッチをひとつ...

その他・小説] ずっと、笑ってて ③

 概要: 「ちーちゃん!」相変わらず、本当に可愛い妹が手を振りながらかけてくる。昼間に買ったキャラ弁の本は、かなりみちるにダメージを与えて、しばらく憂鬱だった。「お帰りなさい、レイ」「ちーちゃん、ケーキ!」「はいはい。お弁当、美味しかった?」「うん。インゲン食べたよ」「そう?レイは好き嫌いの少ないいい子ね」「うん」手を繋ぎたがるレイから、軽くなったお弁当箱を受け取る。美奈子が買ってきたセーラーVのお弁当箱だ...

その他・小説] ずっと、笑ってて ②

 概要: 「ちーちゃん!」「レイ、ただいま」「お帰りなさい」いつものように、レイが廊下を走って来て、抱き付いてきた。頬にキスを送ってお風呂上りの子供用シャンプーの匂いとあったかい体温にため息を吐く。「お帰り、おねぇ」「ただいま、美奈子」同じようにお風呂上りの美奈子が、荷物を受け取りに来てくれる。21時を回っているから、レイも早く寝かせてあげないといけない。「レイ、今日もいい子にしていてくれた?」「うん。美奈ち...

その他・小説] ずっと、笑ってて ①

 概要: セーラーVの絵が描かれてあるお弁当箱の蓋を開けると、色とりどりの野菜、タコのウインナーがとても美味しそう。「相変わらず、お姉ちゃんの作るお弁当は美味しそうね」「ちーちゃん、お料理上手なの」せつな先生が背後からお弁当を覗き込んできて、ちーちゃんをほめてくれたから、レイは顎を上げてそれに答えた。美奈ちゃんの料理はちーちゃん曰く芸術的で爆発的っていうものだから、キッチンに立ってはいけないらしい。レイは食...

みちる×レイ小説] Crazy for you END

 概要: 「………ちょっと、ごめん」好きって、キスしたいってそう言う言葉は出ない癖に、立ち上がる言い訳だけは簡単に声に出せる自分が、本当最低だわって思う。「レイ?」「………外の、空気……」言ってレイは部屋を出た。ここは神社じゃないのだから、外に出ても新鮮な空気を吸うためにはエレベーターで1階に下りないといけない。靴を履いて立ち上がると、みちるさんの足音が近づいてきた。「レイ………ごめんね……嫌だったのなら……送っていくわ」...

みちる×レイ小説] Crazy for you ③

 概要: 「あの、えっと……これ」「気を使わなくていいのに」「でも……」「これから頻繁に来てってお願いしようと思っているのよ?次からは気を使わないで。お願いだから」「………わかった」みちるさんのマンションに来るのは、これで5回目。毎回、お菓子を買って持って行っている。今日はマダム・ジュンコのタルトを買った。一応、部屋にお邪魔するわけだし。毎回、気を使わないでほしいって言われるけれど、今日は何て言うか、呆れた顔をされ...

みちる×レイ小説] Crazy for you ②

 概要: 「………え?ごめん、聞こえなかった」「だから………泊まりに来てほしいって言われて、その、どうするべきかって聞いてるのよ」いや、聞き間違えてもないし、ちゃんと聞こえていたんだけど。美奈子は目をぱちくりさせて、真っ赤な頬をしたレイちゃんが視線を逸らしている、その可愛らしい顔をマジマジと見ていた。「どうするべきって、行くでしょ?」「………だけど……」「恋人の家に行くわけでしょ?何が問題よ」「そう、だけど」「みちる...

みちる×レイ小説] Crazy for you ①

 概要: 「………ごめん、もう一回言って」「だ。だから……キスってどうすればその、雰囲気を…作れるの?」みちるの瞳がきょろきょろと左右に泳いでいて、それでいて挙動不審。はるかは何度も目をパチパチさせて、みちるの言葉を頭の中でリピートさせた。「えっと、それはつまり、君の恋人とだよね?」「あ、当たり前よ」「レイのことだよな?」「………もちろん、そうに決まってるわ」わかっていて聞いている。会うたびにみちるの口から”レイが、...

美奈子×レイ小説] お揃い

 概要: 「………何?」「今日、家庭科の授業で指切ったの、包丁で」「で?」「痛々しい?よしよししてあげたいって思うでしょ?」学校からゆっくり歩いて神社に帰ると、すでに美奈が来ていた。縁側にいた美奈と目が合った瞬間に、嬉しそうな表情をして人差し指を差し出してきて。少しだけ、赤く染まった絆創膏「……痛々しいわね、いろんな意味で」「いろんな意味って何よ」レイは美奈の耳にちゃんと届くように溜息を洩らした。失敗を誇らしげ...
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