【緋彩の瞳】 2015年06月

緋彩の瞳

2015年06月の更新履歴

2015年05月2015年07月

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 概要: 

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑪

 概要: 「………あの、本当にすみませんでした」「もうそれ、10回以上聞いたし、海未が悪いっていうわけじゃないから。それ以上は言わなくていいって」もぅ大丈夫だという言葉を無視して、海未と自分の鞄を持ち、彼女の手を取った。お昼前に目を覚ました海未は、しばらく状況がわかっていなくて、倒れたと言うことも自覚していないようだった。状況を説明すると、ベッドからおずおずと降りて、土下座をされてしまって、本当なら絵里がそうす...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑩

 概要: 「説明してよ!」「………えりち、落ち着き」「そうよ、絵里。真姫が悪いわけじゃないわよ」真姫の家に海未を運んで、出勤する前のパパを捕まえて診察をしてもらった。治療とかお薬も必要なくて、とにかく2~3日は運動しないで休養した方がいいらしい。とりあえずホッとしたのは3人だけで、エリーはずっと取り乱したまま。学校に行くにしても、真姫の部屋で眠ったままの海未を置いて行くわけにもいかず、ママにお友達が心配なら、休ん...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] LOVE SONG

 概要: 「雨、強くなってきたなぁ」「そうですね。早めに帰りますか」「そやな」窓を叩く雨音。何となくしっとりした空気が部室を包み込んでいる。遠くの方で聞こえてくるゴロゴロという音に、海未は心の中でため息を吐いた。雷が嫌いだとか、苦手だとか、そう言うことを強く意識したことなどないけれど、かといって好ましいものではない。朝から降り続けている雨のおかげで、早朝練習も放課後の練習もなくなり、穂乃果はことりを伴って、...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑨

 概要: 「キャ~!海未先輩だわ!」海未派と絵里派1年は1クラスしかなくて、その中にいる女子はおおよそ、2つのグループに分かれている。凛々しく礼儀正しい大和撫子、園田海未スタイル抜群の青い目の生徒会長、絢瀬絵里海未にもエリーにも、どっち派っていうわけでもないのは、μ’sのメンバーである3人組くらいで、羨ましがられたり嫉妬されたり。メンドウだからクラスの子とは適度にしか会話しないことにしている。「真姫」「………何、私?...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑧

 概要: 「絵里、やっぱりここにいたんですね」アルパカから視線を受けながら食べるパンを、美味しいなんて思わない。そんなことを考えて同じように睨み返していると、海未が視界に入ってきた。早足でこちらに真っ直ぐに向かって来て、当たり前のように隣に腰を下ろして。「……海未」「どうして、みんなと一緒に食べないのですか?希は聞いていないって言っていましたよ」「言ってないもの」「なぜですか」手にしていたお弁当箱を膝の上に置...

夢の雫] 現世編~愛の夢~ ①葉月と深美

 概要: 「深美ママ、みちるがいない」ずらりと左右に並んだ屋台の間をどうやって歩けばいいのかわからない。人込みっていうものがどういうものなのか、わかっていたはず。だけどそれは限られた世界でしかなかった。たとえば、コンサートホールだとか、誰かの誕生パーティや結婚式だとか。 「え?」 浴衣を着た人たちは偶然なのだろうか、だいたいは左側通行を守っていた。しかし、止まる人もいれば走り回っている子供もいるし、何か食べな...

火野レイのお題] カサブランカ

 概要: 「はい、これ」「………なんで?」もう初夏と言える季節。レイの誕生日はもうとっくに終わっている。梅雨空は、30分前の青天さえ忘れさせるような重たい雲を抱え込んでいる。「えっと、お花屋さんの前を通ったら入荷しましたって書いていたから」差し出されたのは、一輪のカサブランカ。可愛くリボンを巻き付けて、プレゼント用になっている。「………何か、私の機嫌を取る理由があるの?」「何よ、笑顔で受け取るくらいのサービスしてよ...

みちる×レイ小説] Ti amo END (R18)

 概要: 「レイ」「………ん?」ちらりと見上げると、唇がレイを誘った。みちるさんのシャツを掴んで引っ張り、乾いた心に潤いを求めるように縋り付く。「ん……ん、レ、イ……して」「ん……」欲しいと願ったのはレイ縋り付いてまとわりついてその魂を存在を乞うて何もかもを求めている「ん……ぁ…ん」唇を何度も何度も重ねて、舌を絡めて離さないようにしながら、シャツの上から乳房を求めた。感じる吐息が漏れることも許さないほどに唇を求め、2つ...

みちる×レイ小説] Ti amo ①

 概要: 人差し指の切り傷はとてもやっかい薄く残る血が、指紋の縁取りにまとわりついてその赤い色は簡単に消えない何もしていなければ、切ったことさえ忘れてしまっているくらい痛みなんてないのに不用意にペンを持ったり、お箸を持ったり、何かに触れた時にピリっとした痛みを思い出させる「レイ?」「……ん?」「どうかしたの?」「え?何が?」手を洗ったときに不用意に傷に触れた時に感じた痛みは、美味しそうな手料理を前にして、少し...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑦

 概要: 「すみません。絵里先輩、おられますか?」「およ、海未ちゃん。どうしたん?」えりちは昨日、お昼ご飯を放置したまま帰って来なかった。なぜか海未ちゃんが1人で来て、えりちは生徒会室に用事があるそうだって。どうやら、えりちは嘘を吐いたみたい。そして、そのまま帰って来なかった。放課後の練習もどんよりした空気で、海未ちゃんが何かあったのかと聞いても、何もない、としか答えていなくて。思い切り何かあったって顔に描...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑥

 概要: 「好きです、海未先輩!!!」「あ、ありがとうございます」海未と2人でランチと言うのも、そう毎日毎日って言うわけにはもちろん行かなくて、ソワソワしながら昼休みになるたびに、海未が3年の教室に顔を出しに来たりしないだろうか、なんて淡い期待は数日間裏切られている。だけど、海未とは毎日顔を合わせている。朝練、昼休みのμ’s全員でのランチ、放課後の練習。一緒に帰るときは穂乃果に取られるより早く、海未の右隣を確保...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ⑤

 概要: 「海未」弓道部に顔を出してから部室に行きますと、律儀にお昼休みに連絡をしに来た海未。そんなことは同じクラスの穂乃果にでも伝えてもらえばいいことなのにって思いながらも、3年生の教室に顔を見せに来た海未が、ただ律儀なだけでここに来たのではないって信じている。絵里が心の中で海未の名前を呼んだからだと。「絵里先輩」なんだか少し久しぶりに、先輩なんて呼ばれた。絵里って呼ばれる響きをとても気に入っていたのに。...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ④

 概要: 「海未ちゃん、ぶっちぎりで恋愛から遠い場所で生きてるような子やからなぁ。そこに惚れたん?」「………わからないわよ。どこが好きとか、何が好きとかも」「それ、もっともあかんパターンや……」「え?ダメなの?確かに海未の真面目でまっすぐなところも、何事にも一生懸命なところも、素直なところも、それでいて生真面目が行き過ぎて不思議なところも好きだけれど、でも、それは、別に恋っていうか、人として好きっていうのであっ...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ③

 概要: 「海未~?」「あ、絵里ちゃん!海未ちゃんなら、真姫ちゃんと一緒に音楽室にいるよ」放課後、部室に顔を出して最初に視界に飛び込んだのは穂乃果だったと言うのに、絵里は海未の名前を呟いていた。本当に無意識だった。歩きながら海未のことを考えていた自覚はないから、どうしてなのかはよくわからない。わからない。って言い聞かせている。「え?あ、そうだったわね。そう言えば昼休みにそう言いに来ていたわ」だから、海未がい...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ②

 概要: 「あ、絵里先輩!」背中越しに聞こえた声で、歩みをすぐに止めた。「………海未」今日の放課後の練習に彼女は来られなかった。弓道部の練習に行くからと聞かされていたし、その代りに早朝、誰よりも早く来て練習していたことは知っている。「お疲れさまです。あの、今日はすみませんでした。みんな、順調に進んでいますか?」「えぇ、まぁね」希は神社のお手伝いがあるから、先に行くと言っていた。3年生の靴箱から門を出て歩いても、...

絵里×海未小説[ラブライブ!]] 恋の果実 ①

 概要: 撮影していた動画を入れたパソコンの画面を見つめている。3台のカメラで撮ったものを編集するために。何をしているのかしらと、絵里は自分に問いかける。あの3人の子たちの踊りは素人で、自己満足に過ぎなかった。指導する人間が周りにいなかったのは見ていて嫌になるくらいわかったし、ダンス経験があるような動きではなかった。だけど、それでも笑顔で最後まで踊り切るという度胸はある。「……変なの。どうせ、こんなことをしても...
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