【緋彩の瞳】 2016年06月16日

緋彩の瞳

2016年06月の更新履歴

2016年05月2016年07月

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] FLOWER END

 概要: 朝、制服を着替えてもアッサムが迎えに来ないので、部屋を出た。彼女がノックしてくれるのを待つ毎日。お互いに早く準備ができた方が迎えに行くという約束をしているけれど、いつも朝はアッサムが迎えに来てくれるのだ。「あらあら、人数が増えたわね」アッサムの部屋の前にずらりと1年生が並んでいた。アッサムが部屋を出てこないのは、これのせいかもしれない。足音なんて聞こえた記憶はない。忍び足でここまで来たのだろうか。...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] FLOWER ④

 概要: その後の訓練は、クルセイダー部隊とは別にチャーチルはマチルダⅡと少し離れた場所で射撃訓練を行っていたので、穏やかに時間は流れて行った。訓練終了後、解散したらすぐにローズヒップはアッサムの傍に寄って来てまとわりついていたが、アッサムの一喝でルクリリとペコが引き剥がしに来た。「アッサム様……ごめんなさいですわ。もうお傍にいられませんの?お話もしてくださいませんの?」恋人同士の別れのセリフじゃあるまいし。...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] FLOWER ③

 概要: 「早いなぁ」「……うーん、逆効果だから止めた方がいいと思いますが」「この時間から廊下待機しても、火に油を注ぐだけだと思う」昨日の夜、止めろって言ったのに部屋の前で待っていると言ってきかなかったローズヒップは、案の定泣きながら戻って来て、ついでにダージリン様に反省文を書くように言い渡されてきた。ペコもルクリリも同じように反省文を書いて、3人、少しいつもより眠るのは遅かった。誰よりも早起きのローズヒップ...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] FLOWER ②

 概要: シャワーを浴び着替えるのを計算し、大丈夫そうな時間まで待って、部屋をノックした。「アッサム様!ローズヒップでございます!謝りに参上いたしました!」ローズヒップがちゃんとノックを3回して、それから大声でアッサム様を呼んだ。ペコの方が良かったんじゃないかなって思ったけれど、謝らなきゃいけないのはローズヒップだ。廊下で3人並んで、土下座しようって言うことになっている。「アッサム様~!」3回ノックを、何度も...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] FLOWER ①

 概要: 「へぇ、チューリップの球根ですか?」「そう。私たちの卒業式に間に合えばいいんだけれど」「チューリップって花が咲くまで、かなり手間暇かかるものなんですね」「咲いている日数は少ないけれどね。でも、手間を惜しまないから綺麗に咲くのよ」 校舎脇の花壇。夏はひまわりや朝顔が並び、場所によってはミニ薔薇が咲いていたり、コスモスが広がっていたりと。場所によって、季節ごとに違う花が咲いていて、生徒たちの目を楽しま...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] その頬に触れるまで END

 概要: 船舶関係者との打ち合わせが終わり、車に乗る直前に携帯電話のマナーモードが数秒震えた。ルクリリから愚痴がずらりと並んでいる。帰ってから3人で夕食に出かける予定だけれど、きっとまたお2人の進展のなさに愚痴が続くに違いない。何やら、アッサム様には暖簾に腕押しのような感じだったそうだ。そんなにうまくいかないに決まっている。ここのところ、お2人はペコたちのために、それぞれがお忙しいのだ。多少すれ違うのは仕方が...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] その頬に触れるまで ①

 概要: 両の手がその綺麗な顔を覆う絞り出すように伝えられた言葉ハンカチを膝の上に置いて、俯くアッサムの背中をゆっくりと抱き寄せた「……大事なことは、人の目を見て言いなさいと子供の頃に習ったわ」あれだけ痛みのあった右手だと言うのに、その痛みを神様が引き受けてくださったのだろう。強引に顔を覆っていたアッサムの左手を引っ張った。涙に濡れたその左手二度と触れることができないと恋しいと想い続けたその左手「アッサム」「...
BACK|全1頁|NEXT