【緋彩の瞳】 2017年01月

緋彩の瞳

2017年01月の更新履歴

2016年12月2017年02月

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] ラブレター?!怪事件 END

 概要: 「ごめんなさい、ルクリリ。私がちゃんと説明をして、渡してあげたらよかったわね」 ルクリリたちが随分ダージリン様たちにいじられながら、ランチを取っているのを遠くで眺めていた。アッサム様もダージリン様も揃って、ルクリリの器が小さいことや、仲間が嫌がらせをしているなどと考える浅はかさを嘆いておられて、バニラは心がチクチク痛かった。たぶん、ルクリリの反応を楽しまれているだけなのだろう。それでも、バニラが一...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] ラブレター?!怪事件 ③

 概要: 「な、何で笑うんですか、ダージリン様!」「いえ、別に笑ってないわよ。どちらの練習試合もカッコよかったわよ、ルクリリ」「馬鹿にして笑ってるじゃないですか!」「そんなことないわよ、ねぇ、アッサム?」 共犯者を増やしたいと思っているのだろうか。アッサムには微笑ましいくらいの感情しかなかったのに、そんな馬鹿にしたような笑いはちょっとかわいそうな気もする。これだから、ダージリンは。「………ルクリリをカッコいい...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] ラブレター?!怪事件 ②

 概要: 「まさか、新手の嫌がらせか?!いや、でも、手紙の中では凄く応援されてる」「思ってもないことを書いて、調子に乗る姿をあざ笑っているんですわ」「んなわけないだろ?!うちのクラスにそんな性格の曲がった人はいない」「では、何ですの?」「………だから、その、応援してますって書いてあるんだし。でも、名前もないし。うーん、何か…裏があるのか……」「ほら、やっぱりですわ~」 流石にルクリリはローズヒップやペコに手紙を見...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] ラブレター?!怪事件 ①

 概要: 「そうね……渡すだけなら」「本当?!ありがとう!」『聖グロリアーナ女学院 戦車道隊長 ルクリリ様』 受け取った封筒に書かれた文字。そして裏には差出人は書かれていない。「名前、書かないの?」「あっ……中に書いていたと思う」「わかったわ。でも、返事なんて期待しないで。今、彼女も忙しい身分だから」「読んでもらえたら、それだけでいい」「………わかったわ」 受け取った手紙が折れてしまわないように、手帳に挟んだバニ...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] 甘い誘い END

 概要: 「いかがでした、3人のお守り」「まぁまぁ、楽しかったと言うことにしておくわ」「そうですか」 学生艦に戻ると、すぐにアッサムの部屋に向かった。夕食へと連れ出して、ヴェニスの仮面が綺麗だったことや、ルクリリが選んだランチが想像よりも高かったこと、お腹いっぱい食べた後だと言うのに、ローズヒップが大きなパンケーキをぺろりと平らげたことを報告した。同じようにアッサムからの報告によると、ゆっくり買い物をして、...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] 甘い誘い ③

 概要: ルクリリに案内された1人10,000円のランチの後、ローズヒップが選んだパンケーキ専門店と、もうお腹一杯に満たされて、出来れば学生艦に戻りたいと言う気持ちはあったけれど、ペコが行きたいと言う場所に連れて行ってあげていないことに気づいた。「ペコ、あなたはどこか行きたいところはあって?」「えっと、あの、手作り石鹸のお店に」「石鹸?」「確か、この辺りにお店があったと思います。凄くいい匂いで、お肌にも優しいって...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] 甘い誘い ②

 概要: 「………あれで15歳以上って、ローズヒップたちでも観てもいいということでしょう?」「想像したくないですが、観てもいい年齢ではありますね」「信じられないわ」「アッサム様、食い入るように観ていたじゃないですか」 手で目を覆うことなく、ラブシーンもしっかり観たのはアッサムだけではないはずだ。グリーンに突っ込まれても何も言い返さず、観た後に買ったパンフレットを鞄に仕舞った。後で部屋に戻ってゆっくり読み返すこと...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] 甘い誘い ①

 概要: 「………はめられたわね」  絨毯敷きの廊下を複数の人が近づいてくる。 ドタドタ。 バタバタ。 その、とても不快で鈍い音がダージリンの部屋の前で止まった。『ダージリン様』『ダージリン様~~!!あっそびっましょ~!』『いざ、出発ですわ!!!』 横浜港には定刻通り入港することができ、関係学部より、すべて異常なしという報告を受けてから30分。アッサムを誘って横浜に出ようかしら、と思っていたのだけれど、あっさり...

その他・小説] Your color

 概要: 「亜美ちゃん、ごめんね。待たせちゃった?」「待ち合わせよりも、5分も早いわよ」「でも、亜美ちゃんはそれよりもさらに、10分早く来る人だから」  手提げのバッグが太腿に当たる音と、ローヒールのリズム。待ち人の長い脚が真っ直ぐに亜美へと向かっている。それでも、声を掛けられるまで振り向いたりはしない。彼女に、名前を呼ばれたいという想い。「ごめんね、チケットまで買ってもらって」「ううん、ネット予約の方がいい...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ⑥

 概要: 「…………愛菜」  独占欲など邪魔なだけなのだと、リリーと付き合うことを決めた時に自分に言い聞かせた。本気で想われていることはわかっていたし、それは信じているし、今もそのことを疑うことをしない。リリーは自分からナンパしないと言うのも、嘘じゃないだろう。リリーは可愛い子に可愛いと言うのはただの挨拶だと思っている。自分からベッドに誘ったことなどないと、へらへら笑っている、その台詞も嘘じゃないと思う。知らな...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ⑤

 概要: 「………愛菜、聖グロの生徒たちが私を見ても“キャー”って言わなかったんだけど」 何だか不服そうな顔をしたリリーが戻ってきた。校内を散歩すると言っていたのは、生徒を探すためだろうとは思っていたが、どうやら誰も手を振り返したりしなかったらしい。学生艦の遅延で迷惑をかけたお姉さまたちが来ている、と、生徒は全員知っているはずだ。どんなミーハーであろうとも、キャーなどと言えないだろう。ダージリンが許すはずもない...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ④

 概要: コーヒーが飲みたいだなんて。リリーは後輩たちを試して、どう対応するのかをただ、楽しんでいるだけなのだろう。それでも、ダージリンたちは受けて立つつもりなのだろうか。一体どうするつもりなのだろう。生憎用意していないと詫びて、ルクリリの茶葉で紅茶を淹れるのだろうか。「少々、お待ちくださいませ」 ダージリンに即されて席に着くと、アッサムとシナモン、ペコが姿を消した。お茶を用意しに行ったのだろう。「この部屋...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ③

 概要: 「……あの、私たちが船を下りて、謝罪に向かうつもりなのですが」『OG会の幹事のお姉さまが、どうしても学生艦に行きたいと言って譲らないの。致し方がないわ。紅茶の園で適当にお茶をして、出来る限り早く引っ張って帰るようにするから』「わかりました」『よろしくね』 横浜港に戻ってきた学生艦。連隊で責任を感じているのか、戦車道1年生は全員降りることなく、せっせと朝から街の掃除のボランティアに出て行った。それに付き...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ②

 概要: 「……………ルクリリお姉さまが怒るわね」「本当に学生艦に乗り込んでも、私は止められないわよ」 聖グロの、1年生になったばかりの子が、陸地で行方不明になったと連絡を受けて、鉄道各社の駅に保護の依頼をするようにとグリーンに指示しながら、愛菜はげんなりとため息を吐いた。どうして今年の幹事があの人なのだろう。票を投じたのは、やりたくない麗奈やアッサムお姉さま。チャーチル会から幹事を選ぶと言う習慣もいい加減、やめ...

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕] リリーが愛する人 ①

 概要: “リリー”こと、ルクリリお姉さまは、“オレンジペコ”の前では、必ずブラックコーヒーを飲まれるお方だった。バニラにいつもマズい紅茶を淹れるんじゃないと言う割に、ただ、お姉さまは紅茶そのものが、お好きではなかったから、更にマズく淹れるバニラの紅茶を、本当に嫌そうにしておられた。 オレンジペコは聖グロの寮ではずっとミルを隠し持っていて、3年生になった時、隠れコーヒー党のアッサムにそれを譲った。今も多分、アッ...
BACK|全1頁|NEXT