【緋彩の瞳】 ある恋と愛の物語 26(R18)

緋彩の瞳

ポイ捨て小説

ある恋と愛の物語 26(R18)

「愛してる。ずっと、レイちゃんを愛してる」
「…………私を美奈のものにして」
絡み合う舌、シャツを引っ張り脱がされながら、レイも美奈子のシャツを脱がせた。
どんな動きも苦痛を感じない。
甘美な想いだけが胸を焦がし、美奈の素肌に縋っていたいと想う。
「……赤くない……レイちゃん、赤くない。消えていってる」
「身体が軽いの。本当に、息さえ辛かったのに。身体にこびり付いていた呪いが、解けていく感じがするの」
首筋を愛でられ、乳房に感じる掌が温かい。罪に濡れていた左手で、美奈の背中を抱きしめた。
いつも、レイを支え続けてくれた美奈の背中。
この人の少し後ろを歩いていれば、安心できた。
この背中に縋っているときは、全てを預けられた。
とても優しい光を放つ、その背中。

恋ではない、もっと深い愛がずっとすぐそばにあった。

「ん……ぁ…っ」
足の付け根に顔をうずめ、美奈がレイの誰にも触れられたことのない場所を求める。そこに怖さはなくて、美奈でよかったという安心がある。
「ぁ……」
舌で刺激されながら、ぬるりとゆるい異物感を覚える。握る美奈の左手は、レイの右手を放したりしない。どこまでもレイを求め、レイを愛し、レイの捧げる純潔を身体に染み込ませたいと願っている。
絶え間ない快楽を与える刺激と、増えて行く異物感。
「………ん……っ」
無意識に逃れようと浮いた腰を、美奈はぐっと抑えるようにレイの手を握りしめたまま、身体を抑えた。
「……ごめん……痛い?我慢できる?」
「……大丈夫」
お腹に口づけを寄せて、また美奈はうずめたままの指をゆっくりと動かし始めた。亜麻色の髪を指の間にはさみ、リボンを解いて頭を撫でる。愛撫に没頭する美奈と視線が重なった。
「……気持ちいい?」
「よく…わかんない……」
「痛いのと、気持ちいいのは、どっち?」
「……美奈が触れているなら、何でもいい」
美奈は少し指を抜いて、舌で蕾を強く刺激してくれた。レイは声も出せずに背中を逸らし、少し視界がぐらついた。
「ん…いっ!……何っ?」
シーツを握りしめて快感に耐えていると、足の付け根を破くような痛みが襲った。
快感に跳ねた身体はベッドに沈み込む。
「……ごめん、痛いよね…狭くて……」
美奈はめり込んでいるように感じる指を、中でゆっくりと動かした。レイは足をよじりながら、その異物感と痛みにどうすればいいのかが分からなくて。舌で快感を与えてくれているけれど、襲った痛みの方が今は強い。
「…美奈……」
「ん?」
「私のこと、……抱きしめて」
レイと美奈が同じ性別である以上、繋がり合う愛を交わすことはない。
抱きしめ合いお互いの快楽を捧げあえたりはしない。
だけど、抱きしめていてほしい。
抱きしめさせてほしい。
レイが今、美奈を想っているとちゃんと感じてほしい。




「……レイちゃん」
美奈子はレイちゃんの中に指を3本、深くうずめた。2本でも十分にきつかったそこは、3本目の指を深く差しこみ広げながら掻きまわした時に、純潔の雫を零した。レイちゃんは、本当に美奈子に純潔を捧げてくれたのだ。
愛の証を。
愛し合う証を。
「痛くない?」
「……痛いわよ、馬鹿」
美奈子は指をうずめたまま、レイちゃんの広げる腕の中に収まり、身体を抱きしめられた。重なり合う乳房の膨らみはどちらも女だと主張し合っている。うずめたままの手の甲に太ももを押しあて、腰を動かすようにして、その反動で中を刺激した。レイちゃんは美奈子にその手でしがみつくように抱いついている。
痛みを我慢するように声を押し殺すひそめた眉。美奈子は唇を重ねながら、膝を立たせて、腕に体重を乗せ、強く奥を求めた。
「……んっ…」
唇から零れた息を塞ぐ。指に感じるのはサラサラとした温かい純潔。
指を躍らせながら、愛していると綴りながら、満たされていく想い。

これが愛

受け入れられ、深く沈みこみ、愛はとめどなく溢れてくる

「………愛してる…」
「私も、……愛してる」
じっと抱き合い、指をうずめたまま、2人で何度も愛を囁き合った。

最初で最後で、もう二度と永遠に訪れない
愛を証明する大切な時間だから


美奈子はレイちゃんの血で赤く染めた右指を舐め取り、滴る赤い雫があふれる場所に顔をうずめた。

絡みつき、抱きしめ合い、しがみつき、求め合い

月が鮮烈な光を放つ夜が終わり

朝日が昇るまで

呪いが解けてもなお

愛すると言う想いを捧げあった。





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Date:2014/11/19
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