【緋彩の瞳】 Again and Again END (R18)

緋彩の瞳

みちる×レイ小説

Again and Again END (R18)

意識が朦朧としてふわふわした世界から、戻ってきた。
起きたと言う認識を持っているはずなのに、世界が真っ白。

死んでもいいって思っていたせいかしら、なんて、白い世界に漂う意識。自分の手も足も見えない。死の世界ってこういうものなのかしら。

「レイ」

あの子は…あの子はみちると同じ世界に来てくれているのかしら。

「起きた?」
「……レイ?どこ?」
「ここ」
ひんやりとしたものが心臓に触れた気がする。
死んでいないということなのか、それとも、真っ白い世界は地獄なのか。
「レイ?………あっ」
かすかに震えた足の震え。刺激を受けた身体は確かにみちるの身体。

生きている

「どう?何も見えない気分は?」
「レイ……今は何時?朝なの?」
「朝の8時」
寝ているみちるに目隠しをしたと言うことらしい。
この言いようもない心地よさは、みちるの身体にレイが乗っているから。
「ねぇ、まさか……今からするつもり?」
返事はなかった。シャラシャラと耳を刺激する髪がシーツをなぞる音と、呼吸を奪うように覆われる唇の熱。
「だって、欲しいでしょ?」
欲しくないなんて思うはずもないって、知っていて聞いてくるから。
「……意地悪なんだから」
「そもそも、ホテルに誘ったのはみちるさんの方」
「そう、だけど」
「あからさまにセックスしたいっていう意思表示じゃない」
どんな風に愛撫をしようとしているのか、想像が追い付かないレイの舌先の流れ。みちるは身をよじらせても、あちこちから降る刺激から逃れられなくて、触れているレイの身体のどこかをきつく掴んだ。
「……そう、だけど。レイに、沢山、触れたくて」
「触れているわ」
「……あぁ、ん…」
背中に走る電気のような痛いくらいの痺れ。すぐに指の感触がみちるの海に波を立たせた。
「レイ……愛してるって、…言って」
「知ってるでしょ?」
「そうだけど……」

押し寄せる波がみちるの理性をドンドン奪って、予期せぬ動きに合わせて何度も身体が震えるように跳ねる。

夜も朝も、昼になっても、ずっとずっとベッドの上で蜜を絡ませながら。髪を絡ませながら。どうやったらこのまま死ねるのかしら、なんて想像しながら。
視覚を奪われて、それ以外のすべてでレイを感じてレイを想って、レイの名前を叫んで。
何度でも、ずっと欲しいと願う。
「殺して……」
「素直に、もう無理って言ってよ」
「愛してるわ、レイ」
「………目隠しをされても、私にしても、必ず言うし、言わせようとするし」

何度でも言うわ
みちるがあげられるものは、愛しかないから
レイから貰うものを、すべて身体に刻んでいたいから

呆れられた吐息が耳を刺激しても、それでもいい
絶対にそれだけは何度言っても受け入れてくれる想いだから

「レイ、言って」

ふと、鮮烈な光が目に刺さった。乱暴にほどかれた目隠し。うっすらと瞼を開けると、数センチの距離に、愛する人の瞳がある。


「みちるさんのすべては私のものよ」


「……レ…」

同じ想いを返そうとする唇は、愛欲で塞がれた。感じるすべてが愛しくて
深くうずめられた指がみちるを最果てに導いてくれる
ずっと、2人でその場所でいられたら

時間を縛り合わなくても、愛だけで互いに固結びして
魂も身体も、固結びして



Again and Again



HAPPY BIRTHDAY MICHIRU
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Date:2015/03/06
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