【緋彩の瞳】 はっぴぃばーすでぃ

緋彩の瞳

美奈子×レイ小説

はっぴぃばーすでぃ


「おめでとう、レイちゃん」



「………ありが、と」


「どうしたの?誕生日なんだよ?10代の女の子が歳を取りたくない、なんて思っていたりするの?」


「……いえ」


「じゃ、何?」



好きだと心の深い場所で思っている人に、誕生日を祝ってもらえることが初めてだから、
ただ、どういう反応をすればいいのかわからない。

なんて


言えるわけもなくて。


「別に。ちゃんと覚えているものなのねって、感心していたのよ」


「失礼ね!いくらなんでも、私だって恋人の誕生日を覚えるくらいの能力はあるわよ!」


恋人って、さらりと言うから
嫌でも自覚しなきゃいけないくらい、顔が熱を持ってしまう


「そ、そんなことっ、大声で自慢すること?」


「大事なことでしょ。うれしいくせに、照れちゃって。素直じゃないレイちゃんも好きだけど、17歳になるんだから、もう少し可愛くになってもいいのにさ」


もしも、美奈の望む可愛いらしさが、どこかで売っているのならば
誕生日にはそれが欲しいって望んでしまう

美奈の望むものを持ち合わせていないこの身体を
なぜ、彼女は愛しているというのかはわからないけれど


「じゃ、よそにいけば?」

否定が欲しくて、口に出してしまう。

「いやよ。レイちゃんとずっといる。レイちゃんを愛していいのは、世界で私しかいない」


「……勝手なんだから」


「レイちゃんの方が、勝手だよ」



美奈の手を握りしめて離さないのは、いつもレイだから。

「そうよ。知ってるくせに」

「……ほんと、素直じゃないんだからさ」




HAPPY BIRTHDAY

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Date:2012/04/17
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