【緋彩の瞳】 緋彩の瞳~もしも互いに恋しいのなら~

緋彩の瞳

みちる×レイ小説

緋彩の瞳~もしも互いに恋しいのなら~


もしも、あなたが私に恋をしているのなら
私の身体を廻る想いに悩まされ
眠ることさえ惜しい日々を知っているのね
隣で安らかに眠るその横顔を見つめながら
明日もまた、こうしていられたらと希っていると

もしも、あなたが私に恋をしているのなら
指を絡めて、きつくきつく握り返して
そしてその、緋彩の瞳で私だけを見つめて

もしも、あなたが私に恋をしているのなら
その声で
その唇で
私の名前を呼んで
そして、恋しいと囁いて

もしも、あなたが私に恋をしているのなら
溶け合わない身体に互いを刻みたい衝動を
愛と呼ぶことを受け入れて


「なぁに、みちるさん」
「ねぇ、レイ。レイは誰が好き?」
「………どうしたの、いきなり」
「もしも、レイが誰かに恋をしているのなら」
「誰かって、みちるさん以外を好きになると思う?」


あなたが私だけに
ずっと恋をしてくれるのならば


「その恋をしている人に、想いは伝わっている?」
「指を絡めてじっと見つめてくる人には、十分伝わっているわ。それに数えられないほど抱き合ったでしょ」
「そうだったかしら?」
「私が恋をしている人は………縋る私を包みこんで、心を温めてくれているの。とても優しい人よ」


互いに恋しいと歌うことを許される2人なら

「キスしてもいい?」

触れた頬から流れる恋の彩は同じだと

「もしもみちるさんが私に恋をしているのなら、私にキスをして」

「もしも、だなんて」
「………そうね。何を今更、ね」


もしも、互いに恋しいのなら
想いが溶け合えたらと希うことを許して
身体に愛を刻み付け
互いに恋しいと想い続けることができるのなら


「みちるさん、たまに変なことを考えるんだから」
「そう?レイが素直に私に好きって言わないから、浮気でもしているのか、確認しておかなきゃね」
「はいはい」


もしも、互いに恋しいのなら
戯れに綴る恋を
痛みを伴う愛を
優しく傷つけあう心を
求めてしまう想いを許して


「レイ、大好きよ」
「………知ってるわ」


もしも、互いに恋しいのなら

「みちるさん、たまには好きって言って欲しいんでしょ」
「あら、やっと以心伝心ができるようになったわね」
「空気を読んだって言って欲しいわ」


もしも、互いに恋しいのなら

「それで、空気を読んでくれたの?」

互いに恋しいと知っているのなら

「みちるさん、今日の夜、してもいい?」
「……………もう、レイの馬鹿」
「そういうふくれっ面も」


“好きよ”


素直に恋しいと伝えてくれたらって希ってしまうの




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ともちゃん様より、10周年のお祝いに絵をいただきました。
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Date:2016/02/01
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