【緋彩の瞳】 FLOWER ②

緋彩の瞳

ダージリン×アッサム〔ガルパン〕

FLOWER ②

シャワーを浴び着替えるのを計算し、大丈夫そうな時間まで待って、部屋をノックした。
「アッサム様!ローズヒップでございます!謝りに参上いたしました!」
ローズヒップがちゃんとノックを3回して、それから大声でアッサム様を呼んだ。ペコの方が良かったんじゃないかなって思ったけれど、謝らなきゃいけないのはローズヒップだ。廊下で3人並んで、土下座しようって言うことになっている。
「アッサム様~!」
3回ノックを、何度も繰り返すローズヒップ。反応はない。
「部屋にいないのかな?」
「いや……いると思いますけれど」
「隣の彼女のお部屋とか?」
「さぁ……」
ルクリリのヒソヒソした声。隣の彼女のお部屋は、ダージリン様のお部屋だけれど、あのずぶ濡れたジュースかぶったものを、ダージリン様のお部屋のお風呂で洗うなんていうことを、アッサム様はされないだろう。それに、ダージリン様は帰って来られていない。寮の外で時間を潰していたから、アッサム様が部屋から出られていないのはわかる。
「アッサム様~~~!開けてください!」
次第に、ドンドンと強く叩くから、ペコはその手を取って一歩下がった。
「待ちましょう、少し。今はもしかしたら、火に油を注ぐことになるかもしれないです」
「めっちゃ怒っていますの?」
「ジュース混じった汚い水掛けられたんだから、笑って許せる人なんていないわよね。もう少し待ちましょう。夕食まであと1時間くらいだし、出てきたところで謝りましょう」
ルクリリは一度、ローズヒップの頭を冷やさせるために、ダダをこねてアッサム様の名前を何度も呼ぶその口をふさぎながら引きずって階段を下りた。


「あら、お三人方、ごきげんよう。アッサムとお戯れだったのかしら?」
そして、そんなときに良いのか悪いのか現れてしまうのが、ダージリン様というお人で。


「ダージリン様~~!アッサム様にバケツの水を掛けてしまいましたわ!!!」
色々説明をすっ飛ばして、泣きながらダージリン様に助けを求めても、助けて欲しいのはペコの方だし、アッサム様のお怒りは至極全うなもので、ローズヒップは嫌われてしまっても当然のことなのだ。


「バケツの水?あなたたち、今度はどんな遊びをしたのかしら?」
縋りつくローズヒップの頭を撫でるダージリン様も、アッサム様が被った水がただの水ではないとわかったら、大好きな人を汚した後輩のその髪を振り回すんじゃないだろうか。





「ぷっ…………なるほど、事情は分かりました」


ひとしきり大笑いをしたダージリン様は、泣きながら罪の告白をするローズヒップにでこピンを食らわせた。ダージリン様には面白いだけの話だったようだ。ダージリン様らしいといえばらしいけれど、当事者になってしまえば、きっととんでもない制裁を加えることは間違いないだろう。ルクリリは一緒に頭を下げながら、自分のおでこへの攻撃が来ないようにガードしてゆっくりと顔をあげた。
「きっと、相当怒っていると思うわよ、アッサムは」
「な、なんとかしてくださいませ、ダージリン様!」
「嫌よ。私には何の関係もございませんわ」
味方に付ければ最強のダージリン様は、ローズヒップの涙の訴えも鼻で笑ってけちらしてしまう。面白そうなことになったと、むしろ喜んでいるのかも知れない。
「その、私たちは……退学でしょうか?」
ペコが恐る恐る手を挙げる。ルクリリもそれだけは勘弁してもらいたいと神様に祈るように、手を合わせてダージリン様を見つめた。
「そうね、正当な理由に該当すれば、その検討をする可能性はあるかもしれませんわね」
「え~!私はその場にいなかったのに!」
「私は止めたのに!」
止めきれなかったくせにと、直ぐにペコから突っ込まれたが、あの場にいたみんな、誰もバケツの水を窓から捨てるなんて考えもなかったのだ。大体ローズヒップは止めようとしたときにはもう、おおよそ手遅れのことばかり。連帯責任だって限度を設けてくれてもいいのに。
「…………アッサム様に嫌われてしまいましたわ」
机に突っ伏して、ローズヒップはこの世の終わりのよう。
「そうねぇ、流石に嫌いになってしまうかもしれませんわね。フォローしようもありませんわ」
どや顔をしながら紅茶を飲まれるダージリン様。深刻でもないご様子だから退学は免れるだろう。かなりの罰を与えられたとしても、それで許してくださるのであれば、喜んで受けるしかない。
「とにかく、お夕食に出てこられるアッサム様を捕まえましょう。許してもらえるまで土下座するしかないですよ」
「あら、クリスマスが終わって、春になって卒業してしまうまで土下座するおつもりなの?」
せいぜいお励みなさい、なんて。冗談か本気かわからないようなことを言って、ローズヒップを泣かせて楽しいんだろうか、ダージリン様は。

…………楽しんでいらっしゃるのだろう、やっぱり。

「アッサム様に嫌われてしまっては、生きて行けませんわ~~~」

今まで散々迷惑を掛けて、その都度尻拭いをしてもらって、本当に可愛がってくださっていたアッサム様に、汚れた水を掛けたのだ。潔く腹を切った方がいい。

「可愛そうなローズヒップ。泣いても喚いても、怒ったアッサムには効果ありませんことよ」

ダージリン様は、もし退学処分をアッサムが提案して来たら、ルクリリとペコには情状酌量の余地を与えてあげるなんて言いながら、優雅に紅茶を飲まれた。
「バニラかクランベリーに、クルセイダー部隊を任せるということで、準備をしておかなきゃ」
「ルクリリ、だからって私たちが何もお咎めないって言うわけじゃないですよ」
「そうねぇ、ジュース&チップス会というものに、今度、私も混ぜていただこうかしら?」
何でも洗いざらい吐いてしまったところで、神様が許すわけもないのだった。
特にうちの学生艦の神様は、扱いが非常にメンドウなのだ。



「アッサム様!!!!!」


外のベンチで紅茶の味もわからないけれど、取りあえず時間を潰していると、ローズヒップが立ち上がってとんでもないスピードで走り出した。
「アッサム様、出てこられたみたいですね」
遅れてペコが立ち上がるから、ルクリリも慌ててお茶を飲み干して立ち上がる。

「アッサム様~~!!申し訳ございませんでした!!」

リズムよく歩くその腕を引っ張って頭を下げても、まるで無視。アッサム様が進むたびに道を塞いで頭を下げるけれど、それを避けてジグザグと歩くアッサム様は、一言も何も発することがない。ルクリリとペコはローズヒップの左右に並んで、一歩では逃げきれないように道を塞ぎ、一緒に頭を下げた。絨毯敷きの寮の廊下なら土下座したけれど、今は90度頭を下げるしかない。
「申し訳ございませんでした、アッサム様」
「申し訳ございませんでした。私たち3人の責任です、アッサム様」
靴音は止められたけれど、アッサム様はやはり何も発言されない。じっと、ただ、じっと頭を下げるだけだ。15秒くらい、どうしようもないもどかしくて長い時間。

「………ペコ、あなたは私といたでしょう?」
「え?あ、はい………」
呼ばれたペコが顔を上げたようだ。気まずい空気がペコとルクリリの間に流れた。
「悪かったわね、一緒にお茶をしてあげられなくて」
「い、いいい、いえ、その、私たちが悪いことをしたので、その、アッサム様を汚してしまうようなことを……」
「そこまで連帯責任を押し付けませんわよ。ルクリリも、止めようとしている声は聞こえていましたわ」
つまり、ローズヒップだけを許すつもりはない、ということらしい。アッサム様にしては珍しいほどのお怒りのご様子。それもそうだ。あんな汚い、ジュースが混じっているだけではなく雑巾で絞ったものなのだ。勢いよく掛けられた汚い水。本当に人生の汚点になってしまうだろう。聖グロに居ながら、後輩にバケツで汚れた水を掛けられるなんて。
「………ですが、その…私たちは連帯責任ですので」
「そう?退学したいのならどうぞ」
ルクリリの頭にアッサム様の手が触れた。撫でられているのか押さえつけられているのか、どういう意図なのかはわからないけれど、脚の方向は3人とは違う方向へと向かい始める。

「アッサム様!!お許しくださいませ!罰は私1人で受けますわ!」

縋りつこうと手を出しているローズヒップの身体を、ペコが止めた。

「…………相当怒っていらっしゃるから。もうちょっと待ちましょう」
「アッサム様~!アッサム様~~!!」

わかりやすく声を上げて泣いて、恋人との永遠の別れのように、ローズヒップはアッサム様の名前を呼ぶけれど。ルクリリはそっと顔を上げた。アッサム様が歩む先には、恋人が腕を組んで待っている。

「こんなところで、喚かれても迷惑なだけじゃないかしら?」
「勝手に泣く後輩の面倒まで、看きれませんわ」
「そう?まぁ、あなたの好きにしたらいいわ」
「えぇ。ちょっと、これをクリーニングに出してきますわ。土曜日まで置いておくのも嫌ですし」
持っておられた紙袋は、きっと汚した制服だろう。気を利かせて自分がその役割を担うべきかと思ったけれど。
「ドライブ?じゃぁ連れて行って」
ダージリン様はアッサム様とお付き合いをするようになってから、本当に何があっても楽しそうにしておられるから、代わりに行きますとは言えずに言葉を飲み込んだ。
そのまま、夕食も外で済まされるかもしれない。

アッサム様~って喚きながら、追いかけようとするローズヒップの腕をペコと左右から引っ張って、2人のデートの邪魔をさせないようにした。それでも怒り心頭の無表情のアッサム様は、恋人とのひと時を楽しむような、穏やかなものではない。

今までにないほど、怒っていらっしゃる。

ちらり、とアッサム様が一度だけ振り返った。そしてローズヒップではなくて、ルクリリを見つめてくる。

これは、何か試されているのだろうか。
それとも、本気だという意思表示なのだろうか。




「ジュースを掛けられた、ですって?」
「……何か甘い匂いと言うか、絞ったらオレンジ色でしたわ」
「怪我はなかった?」
「えぇ、一応」
ダージリンは1年生たちから、事情を聴いているのだろう。普段はクリーニングを取りに来てくれている業者への持ち込みは、時間にして10分もかからない。ランドローバー1号車で放り投げるように汚れた制服を預けると、外で夕食を買い込むつもりだったアッサムは、ハンバーガーは嫌だと言う助手席の人のリクエストで、学校から離れた場所にあるイタリアンレストランに向かった。ピザもパスタも嫌だと我儘を言いながらも、メニューを見つめる瞳はらんらんとしている。アンティパストをそれぞれ頼み、メインの肉料理を2人でシェアして食べている間も、ポケットに入れている携帯電話のマナーモードが何度も鳴っていた。ローズヒップなのか、それともその場にいた別の生徒の誰かの可能性もある。
「どうするおつもり、ローズヒップの処分」
「少し考えますわ」
「そう。卒業試合にあの子を出すつもりなのだけれど」
戦車道からの除籍処分も含め、もちろん退学もダージリンは認める気がないと言いたいのだろう。アッサムもローズヒップの未来を奪うつもりはない。だけど、当然、笑って許すつもりもないのだ。怒りというよりも、呆れてしまった。入学してから今日まで、アッサムなりに指導してきたし可愛がってきたけれど、あの子は花壇があっても一石二鳥だと言って、汚れた水を3階からバケツで捨てることに、罪の意識の欠片もなかったのだ。


正直、がっかりしている。


「少し、この件は私に任せていただきたいの」
「あなたの指導方法に口出しはしませんわ。でも、私を構うことを忘れたら、私がアッサムに罰を与えますわよ」
「大丈夫ですよ、ダージリン」
食事の済んだお皿が下げられて、食後の飲み物にアッサムはエスプレッソを頼む。顰め面を見せるダージリン。お店の人も目の前にいる人物が学生艦の責任者であると言うことは十分に認識されているのだろう。紅茶もご用意できますと丁寧に頭を下げる店員に、ダージリンはマキアートを頼んだ。流石にエスプレッソを嫌そうに飲むのは自分自身が許せないのだろう。砂糖を混ぜて、それでも消えない苦味を味わいながら、表情に苦いと出すまいとするダージリンの様子を眺める。

それが楽しい。

「もう一つ、砂糖を入れたらどうかしら?」
「いいわ」
「別に見栄を張ることもないですわよ」
「味がおかしくなってしまうわ」
「……味が苦手なのでしょう?」
わずか3口ほどで飲み終わる量。ジワジワくる苦味が好きだから、アッサムは情報処理部の部屋にエスプレッソマシーンをいれたのだけれど、やっぱり業務用のものとは味が違う。「お部屋に戻ったら、ミルクティを淹れて頂戴」
「はい。お砂糖も入れますか?」
ダージリンは知り合ったときから、一度だってお砂糖を紅茶に入れたことはない。アッサムも砂糖を入れようと思ったことはない。
「結構よ。キスしてくれたらちょうどいい味になるわ」
「次の試合に勝ったらしてあげますわ」
「…………それ、本当にそのつもりなの?」
「えぇ。3度も言わせないでください」
とはいっても、このやり取りあと10回は繰り返すような気がする。キスをしたくないわけでは決してないのだが、まだ最後の試合が残っている。どこかちゃんと自分の中で線を引いておかないと、アッサムとして機能しなくなるような気がしてならないのだ。きっと、気持ちが高ぶって、舞い上がって、やるべきことが多少おろそかになっても、気にも留めないくらいになってしまうだろう。浮かれた気分のまま試合に臨み、黒森峰に負けたら同級生たちにどんな顔を見せればいいと言うのだ。

ダージリンはそのあたり、上手くやり過ごすかもしれないけれど、アッサムは何もかもが初めての感情で、自分をコントロールできる自信がない以上、彼女には申し訳ないけれど、手を繋いだり、抱きしめ合うだけでも、今のアッサムには十分すぎるほどなのだ。

チャーチルに共に乗る最後の試合が終わるまで、勝利するまでは、彼女の唇に触れることはしたくない。

「仕方ないわね。お堅いんだから」
「嫌なら、他所へどうぞ」
「言うわね、アッサム。あなた以上に私のことを良く知る人物が、どこにいらっしゃるのかしら?」
「いたら、そちらに行かれますの?」

グラスの水で口の中の苦みを紛らわしながら、ダージリンの瞳は楽しそうにアッサムを見つめる。どう答えて欲しいのか、静かに尋ねるような瞳。

「そんな人間がこの世にいるはずないでしょう、アッサム。すでにあなただけしか知らない私を、一晩では語りつくせない程ご存じでしょうから」

美味しいと感じるほろ苦いエスプレッソ。
その味をダージリンと言う人は、言葉一つで甘くさせてしまう魔法使いであり、魔女なのだ。

「……そうですわね。ペコ達には言えないこともたくさん」
「言わないでちょうだい」
「もちろん」

T28重戦車のプラモデルの箱すらまだ開けられていないことも、アッサムの部屋の空気清浄器を最新式の扇風機だと思い込んでいたことも、左の耳たぶの後ろにホクロがあることも、2人で神様の前で好きだと言い合ったことも、アッサムだけが知っている。



 門限ギリギリまでゆっくりドライブをして寮に戻ってきた。ダージリンの制服の袖を握りしめながら階段をあがると、ローズヒップがアッサムの部屋のドアの前で膝を抱えて座っているのが遠目で見えた。

いつから待っていたのだろう。ため息を漏らそうと思う、それより先にため息を漏らしたのはダージリンだ。部屋でお茶をするつもりでも、部屋に入るのに一苦労しそうだ。


「アッサム様!!!」


凄まじいスピードで走ってくるから。
廊下を走るんじゃないって、100回じゃ済まないくらい言っても効果がない。それはもう、諦めに近いところにあって。結局、ローズヒップに何を言っても無駄だって思わせないで欲しい。何だかんだ言いながらも、やるときはやれる子だって、そう信じてきたし、そう言って庇い続けてきた。その指導方法が良くなかったのだろうか。慕ってくれている後輩だから、甘やかせ過ぎていたのだろうか。アッサム自身が嫌われたくないって、どこかで思っていたから、庇ってしまっていたのだろうか。花壇に向けて、汚れた水を捨てても気に病まないような、そんな子だったのなら、もうそれはアッサムの指導で何とかなるものでもないような気がしてならない。価値観が違うのだ。きっと、あれを一石二鳥だと思うのは、時間を掛けて花を育てたことがない人の考え方なのだろう。チューリップが本当に咲いていたら、水圧で花びらが千切れたり、葉っぱが折れたりしたかもしれない。

許すということは、アッサムには出来ない。
水を掛けられた苛立ちは、シャワーを浴びれば納まったけれど、ローズヒップが謝ろうとしていることと、アッサムが謝って欲しいと思うことがかけ離れすぎていて、言い訳を聞く気持ちさえ湧いてこない。


「アッサム様~~。ごめんなさいですわ!アッサム様を汚してしまったこと、本当にごめんなさいですわ!!」
腕に縋り付いてこられても、セーターが寄れるだけだし、泣き腫らした目で見つめてこられて、同情で許したとしても、彼女のためになんてならない。
「ローズヒップ、夜も遅いわ。私たちは今からお茶をするの。ひとまず反省文を、明日の朝に提出しなさい。今すぐに取り掛からないと、間に合いませんわよ」
涙と鼻水を肩にこすりつけながら謝るローズヒップの頭をポンポンと叩いて、ダージリンはとても落ち着いた、それでいてNOと言わせないトーンで告げた。引っ張られたセーターが解放される。

「………反省文でも、アッサム様は、お許しに、なりませんわ」
目を擦りながら小さい子供のように泣くローズヒップ。最初に本気で頬を叩いたときも、こうやって彼女は泣いていた。その頃、まだティーネームを授けていなかった。要注意人物と言われていた子だった。
「そうね。アッサムの怒りを鎮めることと、あなたが犯した罪への償いは次元が違うことよ。聖グロの生徒でありながら、窓から汚れた水を捨てるという品のない行動をした罰と、副隊長にその水を掛けたことの罰をまず、受けなさい」

品も最悪だけれど、代々生徒が大切に守ってきた花壇に向かって、一石二鳥だとジュースの混じった水を落としても、心が痛まない方が問題だ。

「………アッサム様……ごめんなさいでした……」

セーターに沁み込む生暖かい涙をハンカチで拭いながら、アッサムは立ちつくすローズヒップを横目に部屋へと向かう歩みを進める。

「ダージリン様~~」
「自分で考えなさい、ローズヒップ。早く部屋に戻りなさい」
「………はいですわ」
トボトボと歩く背中はいつものような勢いもなく、ゆっくりと階段を下りているようだ。
「いいの?」
「構いませんわ」
「そう?」
「えぇ」
部屋の鍵を開けると、そのドアノブをダージリンが開けて先に入る。アッサムはその背中を追いかけて、ゆっくりとドアを閉めた。

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Date:2016/06/16
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