【緋彩の瞳】 好き、好き、好き

緋彩の瞳

みちる×レイ小説

好き、好き、好き


私という乾いた花が、求めてやまない水。
例えるならばあなたはそんな…命を与えてくれるような存在。

でもそんな風に言えば大げさすぎるって思われそうだし、
遠まわしな伝え方は苦手そうだから声には出さないわ。

「レイ」

名前を呼ぶ。
それが幸せ。

私という海に降り注ぐ、天使の梯子。

あなたの夢を見たいわ。
いえ、でもいつまでも瞳にあなたを映していたいから、眠りに落ちるのがもったいないわ。

「ねぇ、レイ」
「さっきから何よ、もう。休みの日くらい寝坊させてよ」

あなたの瞳に私を映していたいの。
あなたの世界に私がいるという証が欲しいの。

「レイ、私のことは好き?」
「はぁ?また寝ぼけてるし…」

呆れた顔をしながらも少し照れて目を擦る。
その姿が好きよ。

言葉じゃなくていいの。
あなたがいればいいわ。
あなたがいるだけで私は生きていられる。
生きるという本当の意味を、あなたが証明してくれている。

「レイ。キスをしましょう」
「まだ早いわよ。お目覚めは、あと1時間後ね」

目覚めのキス。
愛してるのキス。
私にはいつだって愛してるのキス。

ねぇ、レイ。
「ん…」
あまりの幸せに、あなたへの賛辞が止まらなくなってしまって機嫌を損ねられるとあとが大変。
だから言葉が零れてしまわないように、しっかりと唇で塞ぐの。
でも、想いは止まないから、きっとあなたの体の中へと伝わってゆくのね。

好きよ。
いつだって、言葉の代わりにキスをするわ。
愛してるのキスをするわ。


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Date:2014/02/11
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